通関士の仕事ってどんな事するの?まったくの初心者向けに解説~輸入通関編

通関士の仕事ってどんな事するの?

こんにちは、ゆっきーです。
通関士って何の仕事なの?ってよく聞かれていましたが、国家資格なんだけど意外に知られていないんですよね。
なかなか一言では説明しづらいのですが、「輸出・輸入」は知っていますよね?
実際に貨物を取引している民間企業や個人に代わって税関に輸出入の申告する事が主な業務になります。
貿易関係の仕事をしたい!英語のスキルを生かしたいと思っている人には、オススメの仕事です。

通関の仕事内容とは~輸入通関編

1.書類の審査

買い物に出かけると輸入品の牛肉とかジュース、洋服や雑貨が並んでいると思いますが、それは全て税関等で必要な検査と書類の審査を通って許可を受けたものなんです。
今はほとんどNACCS(ナックス)っていう専用のシステムで税関に申告しています。
通常は、貨物が到着する前に輸入者さんから申告に必要な書類がメールやFAXで届きます。
その書類をチェックして、申告書を作成していく事から始まります。
もちろん、海外とのやりとりなので書類は全て英語の記載です。

  • Invoice(インボイス・仕入書)…輸出者、輸入者の住所・名称、商品名や価格が記載されている書面
  • Packing List(パッキングリスト・梱包明細書)…商品の数量、形状
  • Bill of LordingまたはAir Way Bill(船荷証券)…積み地、仕向地、品物、数量などが記載された船会社や航空会社が発行した書面
  • Insurance Policy(保険書類)※CIFなど取引条件によっては保険金額が仕入書に含まれているので必要ない場合もある

 

通常はこの4点の書類があれば輸入申告が可能です。
テレビでよくTPPとか耳にしていたと思うんですが、関税を免除したり軽減したりする貨物の場合は別に「原産地証明書」の原本が必要だったりします。
他にも食品であれば、イングレと呼ばれる原材料や添加物など記載された書面が必要で税関とは別に厚生労働省への届け出があります。

書類が揃ったら、必要な情報が記載されているか、単価×金額をして計算が全て合っているかも確認します。
具体的にどことは言いませんが、国によっては良く間違っている事がありますので通関書類のチェックは重要なポイントです。

2.税番(HSコード)検討

通常は、継続的に輸入している貨物が多いので既に税番が決まっているのですが、新規貨物の場合は税番を決めなければいけません。
タリフと呼んでいますが、実行関税率表の5~6cm分厚くて大きい冊子がありますので、それを見ながら決めていきます。
冊子が無くても税関ホームページで公開されているので、見たことの無い人はチェックしてみましょう。
輸入で使うHSコードは世界共通の6桁+3桁の9桁になります。
慣れてくるとある程度覚えてしまうので、アルミ製品なら76類かな~?って類注も確認しながら税番を決めていきます。
税番の決め方についは、簡単ではないのでまた改めて詳しく説明しますね。

もちろん、どうしても決められない場合は税関に事前教示をかける事も出来ます。
簡易的にメールで相談する事も可能ですが、あくまで参考程度なので輸入までに時間がある場合は書面で正式に事前教示をかけましょう。

3.申告書作成~輸入申告

税番も決まったら、NACCSで申告書の作成です。
必要な箇所を入力していくだけで輸入申告書が作成出来ます。
申告書を作成したら、必ず2名でダブルチェックした上で「IDC(輸入申告)」をポチっと送信するだけ。

あとは「区1」で許可が下りる事を祈ってメールを受信。この時がいつも気合い入ります(笑)
ちなみに「区1(区分1)」っていうのは、申告と同時に関税・消費税等を支払いも出来るように設定しておくので即許可が下りて貨物が引き取れる状態になること。
「区分2」は、税関による書類審査ののち何も無ければ許可。「区分3」は、税関による現物検査扱い。
だいたい年度替わりの4月や税関の強化月間になると検査の割合が高くなります。

まとめ

いかがでしたか?
今回は通関士の仕事の一部を紹介してみました。
実際、やり甲斐のある仕事だとは思いますよ。
それなりにスキルと知識、英語力は必要になってきますが、この仕事に携わっていたからこそ見ることの出来た貨物もあります。
気になった方は、通関士の試験にチャレンジしてみましょう。
過去問題が税関のホームページでも公開されています。
試験は毎年10月の第1日曜日です。
今からでも勉強は十分に間に合いますよ。
Have a try!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。